中央は新疆ウイグル自治区(以下、新疆と略)の飛躍的発展と長期安定を全力をあげて推し進めている。
専門家の分析によると、昨年の下半期以来、胡錦涛中国共産党中央総書記は新疆を視察した際に重要な談話を発表し、中国共産党第17期中央委員会第4回全体会議閉幕後、また新疆の情勢と新疆について重要な談話を発表した。温家宝国務院総理も新疆に赴いて仕事を視察した。中央の新疆工作座談会をちゃんと準備するため、昨年11月、中央の新疆工作座談会準備活動指導グループは中国共産党中央と国家機関の64部門の幹部500人以上を組織し、相前後して新疆各地で突っ込んで調査・研究を行った。各方面からの見方を幅広く聴取し、突っ込んだ研究と論証を通じて、調査・研究グループは一連の調査・研究報告と政策的提案を行った。そのうち、「『対口』(比較的経済の発達した省や直轄市が経済発展の遅れた地域の発展を一対一で支援する仕組み。パートナー支援)の新疆援助をさらに強化し推進することに関する実施案」は、すでに国務院常務会議での討論を経て、原則的に認可を得た。
「中国共産党中央と国務院は相前後して中央政治局会議、中央政治局常務委会議、国務院常務会議を開催し、新疆の発展と安定の問題について討議し、新しい情勢の下での新疆を治める政策を検討するとともに、中央の新疆工作座談会開催前にまず『対口』の新疆援助の仕事を始めることを決定した。これは必ず新疆経済の飛躍的な発展と社会の長期安定を促進する上で、大きな、深遠な影響をもたらすであろう」と専門家は語っている。
新疆は終始きわめて重要な戦略的地位にある
専門家の分析によると、新疆は中国北西部の戦略的障壁、中国の西部大開発戦略実施の重要な地域、中国の対外開放の重要な窓口であり、中国の戦略的資源の重要な基地でもある。新疆の発展と安定は、全国の改革、発展と安定という大局および祖国の統一、民族の団結、国の安全と中華民族の偉大な復興にかかわるものである。
関係専門家は「新疆の発展の過程から見て、新疆は多民族、多種類の宗教、多種類の文化が融合している西部国境地域にあり、もし社会・政治の安全と安定がなければ、新疆の経済の発展と調和のとれた社会の構築は不可能である」と語るとともに、次のように見ている。新疆は中国の分裂反対、浸透反対、テロ襲撃反対の最前方の陣地と主要な戦場であり、発展と安定の任務は非常に重い。中央の要求に基づくと、安定は新疆が飛躍的な発展をとげるための基礎と前提条件であるが、新疆の長期安定を保つ根本的な道は発展を加速することにある。当面、思想と認識を統一し、新疆の経済・社会の大発展の実現に力を入れ、新疆の長期安定をしっかりとすすめるべきである。
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