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新疆大発展政策の注目点  
新疆大発展政策の注目点

 

西へ向かって開放

新疆はユーラシア大陸の奥地に位置し、8カ国と国境を接し、新疆と内陸部および周辺諸国との物流のビッグルート、中国西部地域の対外開放の重要な窓口と基地になる地政および地理的位置の優位性を持っている。このため、中央政府は国家戦略の次元から新疆の対外開放を拡大することを打ち出した。

伝えられるところによると、中央アジア、西アジア、南アジアおよび東ヨーロッパの市場ニーズにもとづいて、カシュガル、ホルゴスにそれぞれ経済開発区を1つ設立し、特殊な経済政策を実行し、ウルムチ対外経済貿易商談会は「中国——ユーラシア博覧会」に昇格されることになるという。これらはすべて新疆に国内外、特に西へ開放するより大きな可能性を切り開くことになる。

新疆を中国の中央アジア、南アジア、西アジアおよびヨーロッパを結ぶビッグルートに築き上げるため、新疆と内陸部および周辺諸国を繋ぐ鉄道、道路、民用航空などの総合的交通輸送システムの建設が全面的にスピードアップされることになる。

道路だけを例にして、交通運輸部と新疆ウイグル自治区政府はすでに交通輸送の発展を速める会談要録に調印し、今後の発展目標を確定した。今後の5年間に、新疆は交通インフラ施設建設の面で1200億~1500億元の資金を投下し、総延長約7.5万~8万キロメートルの自動車道路を新規建設するか改造し、交通輸送条件を全面的に改善することになっている。新疆は自治区内の骨格となる幹線道路の高速化を実現し、主にウルムチ市を巡る環状道路、トルファン=カシュガル、クェトン=アロタイ、カラマイ=ターチョンなどの国の高速道路の建設を行うこと、国道・省道の改造および新疆建設兵団域内の幹線道路の建設を強化し、道路網技術のグレードとサービスのレベルを向上させること、農村道路と国防・国境警備用道路の建設に対するサポートの度合を増大し、尻切れトンボとなった道路を貫通させ、建設技術のグレードが比較的高い観光道路、産業道路を建設し、重要なA類開港場道路のハイグレード化をできるだけ早く実現すること、天山北斜面経済ベルト地帯の総合的輸送システムの建設を重点とし、ウチャンの総合輸送中枢の建設を先導として、総合的旅客輸送センター、物流パークと総合輸送公共情報サービス・プラットフォームの整備の推進を加速することになる。 (『瞭望』誌)

「北京週報日本語版」2010年6月17日

 

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