改革は新疆の発展を力強く支援

スタートしたばかりの資源課税と費用徴収制度の改革は、大いに地元の財力を増強し、そして新疆各民族の人々に資源によるボーナスをより多く分かち合わせることになる。深く掘り下げるならば、それは産業構造を調整し、持続可能な発展を実現する必然的な選択でもある。趙徳儒新疆ウイグル自治区政府発展研究センター主任の推算によると、新疆の地方財政は石油資源の税制改革という一項目のみを通して100億元の収入増が可能となる。

聞くところによると、資源の税制改革のモデルケースを起点として、財政・税収、金融、投資などの重点分野と関連のある改革および肝心な環における改革も逐次展開されることになる。

面積が国土総面積の1/6を占める新疆は、豊たかなエネルギー資源・鉱物資源、水力・土地・太陽光・地熱資源、生物資源、予備耕地資源に恵まれ、独特な自然景観と民族風情があるため、資源的優位性から経済的優位性への転化を推進することは新疆の「造血（みずからの原動力を作ること）」の重点の1つになるであろう。

専門家の分析によると、新疆のエネルギー資源と諸資源の特徴によって、新疆を国の大規模な石油・天然ガス生産・加工・備蓄基地、大規模な石炭・火力発電・化学工業基地、大規模な風力発電基地と国の陸上エネルギー資源のビッグルートに築き上げることができる。専門家の見解によると、石油、天然ガス、石炭などの資源性産品加工、高度加工企業を発展させる際には、石油・天然ガスの外部への輸送と新疆内部における加工・転化との関係を全面的に考慮し、地元の下流製品開発企業に必要な石油・天然ガスの供給を増加する必要で、資源開発から得た収益をできるだけ多く新疆に残してもよい。同時に、鉱物資源探査の度合を増大し、中央政府からの投資の比率を高め、資源備蓄量をより多く割り当て、いくつかの国家クラス鉱物資源開発・加工基地を形成することができる。そして国の食糧安全予備基地、国の良質商品綿花基地を建設し、新疆地域の特色をもつ農業・牧畜業産品生産と精加工・高度加工輸出基地の建設をスピードアップすることができるなど。観光業の未来の発展の可能性も大きく、数多くの国家クラスの観光地を建設し、地域の特色、民族色をもつ観光プロジェクトを開発し、新疆を中国の重要な観光目的地の1つに築き上げることができる。