■東中国海問題解決への一歩を踏み出す
----総理の情熱溢れるお話に、深く感銘を受けました。日中両国は2006年に戦略的互恵関係の構築を決定しましたが、これはどのような分野で具体化されるのでしょうか?東中国海のガス田開発問題について、今回双方は原則合意の履行に向けた政府間交換公文交渉を開始することで合意しました。私はこれは良い事で、双方に利益をもたらすものと思います。総理はこれについてどのようなお考えでしょうか?
温家宝総理:東中国海問題に関する原則合意が成立して以来、両国の指導者は共にこれを重視してきました。私は常々言っているのですが、「好事魔多し」「水到れば渠成る(時機や条件が熟すれば事は自然に成就する)」です。双方は政府間交換公文交渉の本格的な開始を決定しました。これは東中国海問題の解決に向けた一歩を踏み出したということです。私たちは係争の棚上げと共同開発の原則に基づいて東中国海問題を適切に解決することを主張しています。これが中日両国民の利益に最も合致するのです。双方は理解し合い、共通認識を形成し、一歩一歩進め、東中国海を真の平和の海、友好の海、協力の海にする必要があります。
「人民網日本語版」2010年6月2日
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