張志軍・外交副部長(外務次官)は26日の会見で、第3回中日韓首脳会議への温家宝総理の出席について次のように説明した。
今年に入りアジア経済は徐々に回復し、中日韓協力は全面的、重層的、幅広い分野という良好な態勢を示し、定例化が着実に進み、今後の協力に向けた良好な発展のチャンスを迎えている。中日韓首脳会議への温総理の出席は、中日韓の今後の協力方針を策定し、政治的相互信頼を強化し、協力体制を整備し、各分野での協力を全面的に推し進めることを主たる目標としている。
中日韓首脳会議は2日間の日程で行われる。温総理は中日韓協力の今後の方向性や関心を共有する地域・国際問題について日韓首脳と意見交換する。また、2020年に向けた協力ビジョン、科学技術の革新と標準化に関する協力の強化などの共同文書を発表。協力覚書に調印する。
中国は今回の首脳会議に(1)長期的・戦略的視点から中日韓協力を扱い、把握し、相互信頼を一層強化し、中日韓協力の政治的基盤を不断に打ち固める(2)成長パターンの転換、経済構造の調整という共通の目標に着眼して、重点的協力を策定し、協力体制を整備し、地域経済の成長の内発的動力を強化して、地域経済の持続的回復東アジア共同体の構築に新たな動力を注ぐ(3)アジアの平和・安定・繁栄の促進に着眼し、地域・国際問題における意思疎通と協調を一層強化し、ASEAN統合を支持し、気候変動・金融危機・エネルギー安全保障などグローバルな問題に共同で対処し、共通利益をより良く守る----ことを期待している。(編集NA)
「人民網日本語版」2010年5月27日 |