青海省衛生庁の王暁勤副庁長は、今回の地震の負傷者全員に対し、4月15日から5月15日までの1カ月間、無料で治療を行う方針を明らかにした。それ以降も継続して入院治療を受ける負傷者は、退院まで無料治療が受けられる。
衛生部によると、治療回復専門家チームは、青海省西寧市、甘粛省蘭州市、陝西省西安市、チベット自治区昌都(チャムド)市にある全ての負傷者受入指定病院を巡回訪問、合計約1800人の負傷者(西寧市の負傷者1490人および蘭州市、西安市、昌都地区の全負傷者を含む)の治療にあたったという。同チームはまた、現地の専門療法士と協力して重症者や複雑な負傷状態にある負傷者向けの個別治療回復・リハビリ計画および軽傷者向け負傷タイプ別治療回復計画を作成、現地で累計150人あまりの専門療法士と医療関係スタッフを育成する。四川省衛生庁は、訪問スタッフ116人から成る省級治療回復専門家チームを立ち上げる。各負傷者受入指定病院も、治療回復・リハビリ担当者の育成に乗り出す。
衛生部の統計データによると、青海地震負傷者は、青海など5省・自治区の53の受入指定病院で治療を受けている。このうち、25日に新しく指定病院に加わったのは、西安市中心医院、西安市第四病院、西安赤十字医院の3機関。現時点において、指定病院で受け入れた累計地震負傷者は、24日比213人増の3078人に達している。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年4月26日
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