国務院信息（報道）弁公室は２２日、地震災害救援活動の進展状況に関する９回目の記者会見を開催した。災害救援司の副司長を務める民政部のパン陳敏報道官によると、被災者の避難所滞在は、（1）一時期　(2)過渡期（3）長期の3段階に分けられるという。

パン氏によると、一時的避難には、臨時テントと臨時給食による緊急対応が施されるという。テント生活を余儀なくされた被災住民に対しては、適切な避難所運営が実施されており、食料問題もほぼ問題がない。

第2段階となる過渡期の避難所生活は、地震発生後の3カ月間。民政部は、一日につき現金10元と食糧1斤（500グラム）を被災者に配給する措置を講じる。過渡期の後期に入ると、情況を見ながら、被災者の生活保障政策が検討される予定。

第3段階の長期避難に関しては、青海現地指揮部と国務院関連部門が対策を検討しており、長期避難所運営業務の速やかな展開を目指している。また、災害後復興計画編さんの組織実施も総力を挙げて進められている。

パン氏は、「計画制定段階で、被災住民の住宅建設の早期実現が優先的に進められるよう望んでいる。今年の霜害が発生するまでに、1棟でも多くの住宅が完成するよう尽力する」と力説した。

「人民網日本語版」2010年4月23日