台湾赤十字会が派遣した第1陣の医療チーム20人が18日午前5時頃、台湾桃園空港を出発、香港と北京を経由して、同日夜9時に西寧に到着した。同チームは同日若干の調整を経て、ただちに医療救護活動に入った。
医療チームには四川大地震の際に救援活動に参加した3人が含まれており、経験は豊富だ。19日、チームは西寧市第一人民医院に赴き患者の治療を行ったほか、持参した白米18箱を玉樹チベット族自治州の孤児院に届けた。
四川大地震での救助活動経験を有する今回のメンバーのひとり、台南成功大学附属医院外科担当の張財旺・医師は患者のために最適な検査をおこなった後、「多くの負傷者は被災後ただちに応急処置を受けることができたが、設備が十分でなかったり、一部の検査が行えなかったことで、患者の症状を診断するにとどまった可能性がある」と述べた。西寧第一人民医院の劉海峰・外科主任は、「台湾の医療チームは経験豊富で、彼らの提案に従い、引き続き負傷者の治療に努めたい」と語っている。
玉樹チベット族自治州では数日来雪が降っており、台湾医療チームが現地に赴くのが難しくなっている。しかし医療チーム20人は20日にも被災者が保護されている省内の格爾木(ゴルムド)市に向かい、ボランティア活動を行う予定。
「人民網日本語版」2010年4月21日
|