青海省玉樹蔵(チベット)族自治州で地震発生から24時間以内に、国家測量局は航空撮影可能な無人機5機を被災地に急きょ飛ばした。無人機だと衛星リモートセンシングや通常の航空撮影よりも被災地の局部の詳細な情報を得ることが可能だという。科技日報が16日伝えた。
今回は何種類かの機種のうち、「CK-GY04」型の無人機が選ばれた。これだと1回に6リットルの燃料補給で2時間半から3時間の飛行が可能だ。機体に取り付けられた20メガピクセルのデジカメで撮影した画像は加工処理しやすい画像データですぐに地上に送られる。被災地では余震と2次災害が続いているため、人による被災状況の確認が難しく、無人機の活躍が期待される。
中国測量科学研究院の張継賢院長は、衛星リモートセンシングとデジタル航空撮影と無人機はそれぞれの長所を生かし短所を補い、被災状況を素早く確認し、救援活動の指揮や被災後の再建計画に重要な情報を提供する役割を果たすと解説する。
「人民網日本語版」2010年4月16日
|