中国地震局賑災応急救援司の苗崇剛副司長は15日午後、国務院報道弁公室記者会見において、玉樹地震被災地において、交通が完全に遮断された場所は皆無だと語った。
苗副司長によると、被災地の一部では、地滑りや崩壊などが二次的な地質災害が発生したため、道路の通行がある程度遮断されたという。しかし、完全に不通となった訳ではなく、迅速な道路復旧作業が必要なだけで、全くの孤立状態に置かれた場所は今のところない。
交通運輸部は15日、青海玉樹被災地の主要道路は全て開通していると明かした。同部門は現在、道路の巡回・補修強化作業を進め、スムーズな通行確保に総力を挙げている。青海省の省都西寧市、チベット自治区の昌都(チャムド)、四川省の甘孜(カンゼ)に繋がる3本の道路が、玉樹と外部とを結ぶ主要な交通手段となっている。
「人民網日本語版」2010年4月16日
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