国務院地震救済総指揮部の総指揮を務める中国の回良玉副総理は15日、最も深刻な震災を受けた青海省玉樹チベット族自治州の州都ケグ鎮で救助活動を視察した際、「15日から16日までは、建物の下敷きになっている人々の救出と、負傷者の搬送に重要な時期である。救援チームは救命に全力を挙げ、各種の輸送手段を通じて負傷者の搬送に尽力するよう」と強調した。
玉樹チベット族自治州の民族総合専門高等学校で、回副総理は「72時間以内に、できる限り範囲でより多くの被災者を救出し、これ以上死傷者を増やさないように」と救助活動に当たっていた青海省公安消防総隊の70人の兵士を激励した。
多くの僧侶も救助活動に参加している。回副総理は玉樹チベット族自治州は多民族と多宗教が共存しているところであり、各界人々の役割を果たすようと強調した。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年4月15日
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