中国政府は緊急救援体制を緊急発動、地震救援活動をスタートさせた。中国地震局は13時23分、地震緊急救援等級を当初の2級から1級に変更した。国家減災委員会と民政部も、被災者緊急救援レベルを1級に上げた。
民政部は14日午前、綿テント5千組、軍用ジャケット5万着、綿組布団5万セットなど地震災害対策救援物資第一弾を緊急分配し、現地の被災者に届けた。
中国地震局は18人の被災現場作業チームを組織、被災地での救援活動をスタートさせた。
蘭州軍区は多数の救援スタッフを緊急出動させ、救援隊は迅速に被災現場に駆け付け、救援活動を開始した。
空軍は救援作業のため、軍用機3機を次々と被災地現場に送り込んだ。中国国家救援隊隊員111人と一部の救援装備を載せ、第1機は13時13分に、第2機は13時21分に、青海玉樹空港に向け、それぞれ出発した。続いて、鉱山測量調査隊員100人と関連設備を載せた第3機が13時27分に出発した。
中国東方航空は航空機2機を調達し、救援スタッフと救援物資の輸送にあたった。
民政部救災司、中国地震局、赤十字会など各機関は、専門作業チームを組織し、被災地に駆け付け、救援活動にあたっている。中国国際救援隊は30人の医療チームを組織し、移動病院などの設備を携えて被災現場に入った。
四川、チベット、陝西、新疆、寧夏など近隣の省・自治区もそれぞれ救援チームを組織し、現場入りした。
「人民網日本語版」2010年4月15日
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