青海省玉樹チベット族自治州玉樹県でマグニチュード(M)7.1の地震が発生した。今回の地震について、「中国の声」(China National Radio)特約オブザーバー王健作氏は次のようにコメントしている。
玉樹県の家屋はそのほとんどが木材と粘土を建築材料として作られたもので、これまでの報道でこの種の家屋が倒壊していることが明らかになっている。確かにこの種の家屋は耐震性に劣っており、この点も不利だ。
震源は県の非常に近くにあり、人口が非常に密集している。玉樹県自体の人口がどのぐらいか私はまだ具体的な数字を知らないが、玉樹チベット族自治州には28万3100人の人口が住み、6つの県で構成されている。地震が周辺の県に影響を与えたかどうか、玉樹チベット族自治州全体の28万人のどのぐらいに影響を与えたのか、大変心配している。
地震が発生したのは朝7時49分で、北西地区ではこの時刻は夜が明けたばかりで多くの人がまだ室内にいて、まだ起床していないか朝食をとっていたところと考えられる。これも非常に不利な情況だ。
「人民網日本語版」2010年4月14日
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