責任感ある媒体は依然として倦むことなく低炭素の理念を伝え続け、カーボン・フットプリント計算器を推奨し、気候変動に関する科学常識を普及させ、どうやって日常生活でCO2を削減するかについての豆知識を紹介し、省エネ・排出削減と環境保全のために努力するNGOやこうしたことに熱心な人々を報道している。
一般の人々は心配で気が気でならず、焦り始めている。映画『2012』のマヤの予言は本当なのではないか?金持ちと政治家たちは災難を逃れるためにやはり密かにノアの箱舟を作っているのではないのか?懐疑論者、陰謀論者、悲観論者、そして環境保護主義者が論争を繰り広げているが、それと同時に、低炭素生活が政治ショーに堕してしまう前に、まず私たち人類が子孫ためにやらなければいけない必修課目であることに気づいている人も多い。そうして、「低炭素」はオフィス、外出、リビングといった名詞の修飾語や接頭語になることが増えてきた。
歴史学者は「思想が歴史を変える」と言う。環境保護主義者は「行動が地球を救う」と考える。
「低炭素」は一部の人々のライフスタイルになっていくだろう。インターネットでCO2排出を減らすための生活ルールを365個探すのはたやすい。例えば、仕事はできるだけ昼間にやること、トイレタンクの浮き球を2センチ下にセットすること、使わないコンピュータプログラムを閉じること、会議は短くすること、肉をあまり食べないこと、毛皮に夢中にならないこと、ショートカットにすること等等。独身主義者は婚姻を通じて地球を守ることを検討することさえできる。ある統計によると、離婚後の一人当たり平均資源消費量は離婚前より42~61%高いからだ。
しかし一般の人々にとって「低炭素」でさらに重要なのは信念だ。一年365日のうち、毎日或いは任意の一日の、どんな時も或いは任意の時に、すべての事或いは任意の事について低炭素なことをしたら、歴史はそれによって変わるかもしれない。これが思想の力だ。
北京週報ネット版にとって、2010年の365日のうち、普通の中国人の低炭素ストーリーを事実通り記録することができたら、歴史はそこから変わり始めるだろう。 |