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低炭素生活  
陳冀俍さん:「移炭」に力を注ぐ「愚公」

新年の低炭素計画

2010年の計画について話が及ぶと、陳冀俍さんは次のように紹介した。「私のいるドイツのベル財団の北京オフィスでは今、関連する研究機関と協力して、CO2排出量削減ノルマの配分についての調査研究を展開することを考えている。この研究を通じて、国の『第12期五カ年計画』における各省への排出量削減指標の配分にある程度の影響を及ぼしたい。」現在、中国が各省に配分している省エネ・排出量削減目標はほぼ統一的に取り決められたものだ。陳さんは、このような配分方法は不公平であるし、実行するのも難しいと考えている。「まず各省の状況を理解し、それから各省の排出量削減指標を決めるべきだ。」 私生活での計画のほうは、この30歳になった男性は、ダイエットが自分の2010年の重要なノルマと目標だと明かした。

公民意識が排出量削減成功のカギ 

コペンハーゲン気候変動大会では最終的に拘束力のない合意文書が結ばれたが、このような結果は陳冀俍さんを非常に失望させた。陳さんはブログで自分の怒りをこう記している。「私の見るところ、最終的に達した合意はまったくのところ交渉決裂を覆い隠す布だ!二年にも及んだ交渉が一部の国の操縦下でいい加減な結末を迎えるなんて、とても信じられない。」 

陳冀俍さんは、排出量削減の真の成功は結局のところ公民意識の向上にかかっていると考えている。「世界公民として、切り離された個人である人は誰もいないし、気候変動を前にして、協調精神を持たず独りよがりなことをしていい人もいない、そして小さな島国で暮らす見知らぬ人の生存と私たちの関係は実のところそれほど遠いものではない、ということを知るべきだ。エネルギーを節約し、CO2の排出を減らすこと、それがもし自分の理性や人への思いやり、責任感から出た選択でなく、ただ単に支出を減らし呼びかけに応じるためにすぎないのであれば、それに何の意味があると言うのか?」と、陳冀俍さんは語った。

「北京週報日本語版」2010年3月10日

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