ブン川大地震で四川省の交通インフラは壊滅的な損失を被った。経済損失は過去3年間の同省全土の交通インフラ建設投資の総額にほぼ匹敵する、562億8千万元にのぼった。
四川省の交通関係者はこの困難にも負けず、堅固な意志を貫き、新中国史上最も広範囲、期間最長、最大規模、難度の最も高い交通運輸応急保障救援任務を完遂した。昨年5月12日の地震当夜、すべての高速道路は復旧開通、翌13日には北川県-青川県区間、15日にはブン川県の交通の「生命線」が開通、17日には震源地まで復旧した。4千人以上の作業者が連日にわたり日夜奮闘した結果、当初「3年は必要」と予想された都江堰-ブン川公路が、地震発生からわずか3カ月あまりで全線が開通した。
四川大地震被災後の交通復旧再建プロジェクトは、高速道路、国・省幹線および重要経済幹線道路、農村道路、県・郷旅客バスターミナルの4件、計476プロジェクトにのぼり、初期計画総投資額は859億3千万元に達した。
世界的な金融危機に際し、四川省内の交通は被災後の再建と内需拡大の二重の圧力に直面したが、同省の交通関係者はこの二重の圧力を「二重のチャンス」ととらえ、再建プロジェクト建設工事を加速、3年計画の再建任務を今後2年間で基本的に完成させる。昨年末現在、すでに着工した交通通再建プロジェクト数はのべ107件、総投資額614億元となり、計画の89%に達している。関連するプロジェクト数は膨大で、総延長は長く、規模の大きさは未曾有のものとなる。今年末までに完成が計画されている再建プロジェクト数は418件、プロジェクト総数の87.8%となり、農村道路に関しては総延長2万2140キロメートルが再建され、総延長3663キロメートルが新たに建設される。(編集HT)
「人民網日本語版」2009年5月6日
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