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2010低炭素生活進行中  
「コペンハーゲン少女」李楚珩さん
 小さな行動で大きな気候を変える
 

引き算生活、身の回りの細い点から

生活の中の李楚珩さんにはある理念があり、それは「引き算生活」である。彼女によると、環境保護において、これは「低炭素生活」よりレベルが高い。

学校では、李楚珩さんが参加する気候酷派のプロジェクトグループは風力エネルギーを研究すると同時に、多くの宣伝活動を行っている。「私たちはみんなが公共交通機関や自転車で学校へ行くことを奨励している。こうすると、炭素の排出を減らすことができる。私は毎日自転車で学校へ行き、外出する場合には路線バスか地下鉄に乗り、できるだけタクシーに乗らないようにしている。もしどうしてもタクシーに乗らなければならないならば、できるだけ1台の車に相乗りして外出する」と李楚珩さんは言った。また、彼女は、「私たちの学校はごみ分別回収の学習模範校であり、各教室に2つのゴミ箱がある。今年3月、私たちはある電子ごみ回収の小さな活動を実施し、すでに使えなくなったり、買い替えで使わなくなったりした携帯電話、mp3、ラジオ、使用済み乾電池などを収集し、学校に渡して一括処理してもらった。それ以外に、学校はよく試験用紙をたくさん配っているが、私たちはこれらの使用済み試験用紙の裏面がまだ使えることに気づいたため、試験用紙を針なしホッチキスでとめてメモ帳にした。こうすると、金属材料も浪費しない」と紹介した。

試験用紙の裏面を使って針なしホッチキスでとめたメモ帳を紹介する李楚珩さん(繆暁陽 撮影)

李楚珩さんは家でも同様に「引き算生活」の理念を守っている。北京市は水不足の都市であるため、李楚珩さんと家族はとくに節水を重視し、彼女はいつも母親が野菜を洗った後の水で花に水をやったり、床をふいたり、トイレに流したりしている。「父は環境保護関連の仕事に従事しているが、毎回私が入浴する時に、外で時間を計算し、5分経つと外で環境保護についてのことを説明する。それはつまりもう入浴をやめるようにということだ。7分経つと、私を出させる。私の家でこの『政策』を実施して以来、私は毎回6分以内で洗い終わるようになった」と李楚珩さんは笑いながら語った。

家庭ゴミについては、李楚珩さんはしっかり分別し、資源の浪費を減すことを非常に重視している。「たとえば、私たちが見終わった雑誌をまたほかの人に貸し、みんなが読んだ後でようやく不用品として売り払うようにする。実は、環境保護は多くの生活の細い点で実行できる。」また、彼女は、「気候変動への対応は政府の重大な出来事だけでなく、私たち一人一人が小さな実際的な行動を通じて、いっしょに気候変動に対応し、環境保護のプロジェクトに参与できる」と述べた。

2010年の環境保護計画について、李楚珩さんは、「私は引き続き気候変動と環境保護の教育を義務教育の一部にすることの推進に尽力していく。これは2010年に私が最も関心を持っていることの1つだ」と語った。

「私はずっとある言葉を信じている。それは『小さな行動で大きな気候を変えることができる』というものだ。2010年には、私と私の周囲の人の力を通じて、更に多くの人を変えることができ、彼らも小さな行動を実行するようになって、いっしょに大きな気候を変えていきたい」と李楚珩さんは言った。

『北京週報日本語版』2010年3月18

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