気候大使に選ばれ、環境保護の公益事業に熱心に取り組む
コペンハーゲンでの現地の生徒との交流(李楚珩さん提供)
コペンハーゲンで行われたこども気候変動フォーラムの参加者にどのように選ばれたかについて、李楚珩さんは2007年から振り返って語り始めた。
2007年、李楚珩さんはアメリカに行って学習・交流し、生徒代表として同年度のノーベル会議に参加した。会議の議題はまさに世界の気候変動とエネルギー危機であった。その時から、気候変動は彼女の関心の焦点になった。同年には、イギリス大使館文化教育部門(ブリティッシュ・カウンシル)と中国科学技術交流センターが「気候酷派――グリーン・キャンパス行動(ある地球温暖化防止活動)」を共催し、今まですでに3回開催した。
「私は今年この活動に参加した。私たちのプロジェクトグループのテーマは『風力エネルギーの都市における利用と普及の研究』だ。」風力エネルギーの研究活動でのすばらしい成果によって、2009年2月、李楚珩さんは北京市第8中学(高校)に推薦され、イギリス大使館文化教育部門の面接を受け、「2009中国国際青少年気候大使」に選ばれた。その後、同年度のほかの2人の気候大使といっしょにイギリスのエジンバラへ行って、一週間にわたる気候変動についてのフォーラムに参加した。
帰国した後、李楚珩さんはほかの何人かの気候大使と、定期的に環境保護の公益宣伝活動を行っている。2009年5月2日~6日、イギリスのエネルギー・気候変動相のエド・ミリバンド氏が中国を訪問し、李楚珩さんが来訪者の応対にあたった。「私たちは景山公園で一連の気候変動の公益宣伝活動を行った。その中に人々のカーボンフットプリントを計算するちょっとしたゲームがあり、エド・ミリバンド氏も参加した。彼は飛行機で中国に来たため、多くの二酸化炭素を排出した。彼は、また飛行機で帰るが、今後の生活においてこの問題をもっと重視する、と語った。それ以外に、私たちは木の板をつなぎ合わせて1つの木にし、上には一人一人の回収した紙くずで作った木の葉をつけ、葉の上には人々の気候変動への対応についての誓いの言葉を書いた。この活動は一人一人に影響を与えた。」
2009年6月、李楚珩さんはイギリス大使館文化教育部門、国家発展改革委員会、ユニセフが共催する気候サマーキャンプに参加した。その時には、全国からきた70数人の14~17歳の生徒がいた。メディア対応、大衆宣伝、プロジェクト管理など各方面の能力について、彼女やほかの参加者は専門家に採点され、最終総得点の上位5人の生徒がコペンハーゲンの「こども気候変動フォーラム」に参加することができ、李楚珩さんの成績は首位にランクされた。
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