----金融危機発生後、総理の外国訪問や国際会議への出席が以前より増えていることが注目されている。世界と協力して世界金融危機と戦う大きな舞台において、中国はどのような役を演じたか。
100年に1度のこの金融危機において、私たちは当初より、自国のみの保全を図ったり、自国のみで対応することのできる国は1つもなく、協力を強化し、同舟相救い、共同で対処することが必須であると考えた。まだ覚えているかもしれないが、私はアジア欧州会議(ASEM)に出席した際、これを「自信、責任、協力」の6文字でまとめた。
「自信」については、私は早くも昨年9月の国連総会出席時に、「黄金や通貨より自信の方が重要だ」と初めて発言した。その後私たちは一連の主動的な行動をとった。今年初めの私の欧州4カ国歴訪では、自信を伝えた以外に、最も困難な時にあって、欧州への買い付け団2組の派遣を決定した。
「責任」とはつまり、発展途上の大国として、自らの事を必ずしっかりとやり、他者に面倒を残さないということだ。中国はこのように言ったし、確実にこのように行っている。
「協力」については、私たちが今年、金融危機対策分野の国際交流・協力に積極的・主導的に参加しているのを目にしただろう。特に、主要経済体との政策交流を強化し、危機に一致して対応する共同パワーを形成した。いくつかの国々と通貨スワップを拡大し、チェンマイ・イニシアチブ(CMI)を貫徹し、東アジア地域の外貨準備プールを設立したほか、人民元建て貿易決済の試行に着手した。これらすべては、私たちのとった行動であり、金融危機対策の国際連携に寄与するものだ。
「人民網日本語版」2009年12月28日
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