----年末を前に、民生分野の政策とその成果、また、来年度の民生分野の新計画について、ご説明いただきたい。
私たちの経済成長の最終目的は、日増しに高まる人々の物質文化的なニーズを満たし続け、人々の生活水準を高めることにある。つまり、民生改善だ。金融危機対策の全過程において、私たちは常に民生改善を重要な位置に据えてきた。非常に苦しい財政状況の中、私たちは定年退職者の待遇と最低生活保障の水準を引き上げた。ここでは、今年行った2つの大きな事にだけ言及したい。
1つ目は、医薬衛生体制改革の推進だ。医薬衛生体制改革は、次の5つからなる。(1)新型農村協力医療。(2)都市部従業員・住民を対象とした医療保険の広範な実施。この2つは、1人1人に関わるものだ。(3)末端の医療・衛生施設の整備強化。都市の住宅区や農村の衛生医療部門のインフラ整備に、大量の資金を投じた。(4)基本薬物制度の施行。(5)公立病院改革の試行の推進。
2つ目は、今年から始まった、農村での農民の養老保険の試行だ。今年の施行規模はおよそ10%となっているが、実際はすでにこの数字を上回っている。この取り組みは、公共の財政資源を農村へ重点的に注入するものだ。
「人民網日本語版」2009年12月28日
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