都市化は更なる経済発展と構造調整において発展の余地を拡大する重要な役柄を演じる。中央経済工作会議は、都市・農村部地域の協調ある発展の統一と都市化の推進を結び付け、発展の余地を大々的に拡大していくことを提起した。
「都市化は中国経済の持続的な発展にとって極めて重要な原動力です」と馮飛氏。都市化のレベルは1ポイント向上し、1000万人余りの農民が都市の人間となった。都市化を安定的に推進し、インフラ整備による投資の増大、市民の生活レベルの向上による消費拡大を推進することが、内需の拡大と経済構造の調整に原動力をもたらす。
汪同三氏は、都市・農村部の統一された発展が現在、中国社会が直面している根本的な矛盾を解決する重要な方法だ、と指摘する。国情から見れば、中小都市と町の発展を強化し、資源や土地の面でより緩和すれば、農村人口の都市への移転コストを低減する上でもプラスになる。
中央経済工作会議は、条件に合った農業移転人口を徐々に都市で就職、生活させることを都市化推進の重要な課題に据え、中小都市と都市の戸籍規制を緩和することを提起した。
馮飛氏は「都市の戸籍は教育や医療、低価格借用住宅など都市の公共サービスを享受する前提である。中央の重大な措置により、出稼ぎ農民の都市と農村の間の流動は徐々に落ち着き、消費に比較的大きな増大の余地をもたらすとともに、都市・農村部の格差という問題の解決や社会の安定の維持が推進された。
「北京週報日本語版」 2009年12月10日
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