中央経済工作会議は、来年の経済活動を円滑に行うため、重点的に発展方式の転換の促進に力を尽くし、経済の安定かつ比較的速い発展を維持することと、経済発展方式の転換を加速することを有機的に結び付けることで、発展しながら転換を促し、転換しながら発展を図ることを提起した。
「発展方式は中国経済が持続可能な発展をできるかどうかを決定する根本的な問題である。成長を保持して重要な成果を収めることで、発展方式の転換にプラスとなる条件と環境が整う」。国家統計局のチーフエコノミスト・姚景源氏は、来年は重点的に発展方式の転換を進めることにしているが、これは長期の発展目標と短期の成長目標を有機的に結び付けたものだ、と説明する。
長期にわたり、中国経済の発展は投資と輸出、第2次産業、そして物資の消耗に過度に依存してきた。国際金融危機により中国の経済発展方式の問題は際立ち始め、成長を維持する短期目標がほぼ実現された後、必然的に発展方式の転換が次の活動の重点となった。
「『ポスト危機の時代』に入り、人々の関心は従来の経済成長率の高低から、経済成長の質、効率と持続可能性に移っていった」。国務院発展研究センターマクロ経済部研究員・張立群氏は、経済構造の最適化、自主革新能力の向上が発展方式転換の重点であり、とくに戦略的な新興産業の育成を速め、支援を強めすることが必要だと強調する。
「北京週報日本語版」 2009年12月10日
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