アラブ首長国連邦のアブダビで9月28日に開催された「国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産保護条約に関する第4回政府間委員会」において、76件の無形文化遺産が新たに登録される決議がなされた。このうち、中国が申請した22件はすべて登録された。
「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に現時点で登録されている無形文化遺産は計166件。このうち中国の無形文化遺産は26件と世界トップ。他の国家がこの数字を追い抜くことは当面難しいと関係者は予測している。
中国非物質(無形)文化遺産保護センターの張慶善・常務副主任は、取材に対し次の通りコメントした。
豊富な文化資源を誇る歴史大国・中国の無形文化遺産が、今回の審議で多数通過したことは、特に意外ではない。これは、中国の多彩な無形文化遺産の価値が認められたことを示しており、中国がここ数年、無形文化遺産の保護業務に全力で取り組んできたことが実を結んだ結果でもある。同時に、人類文明の多様性を保護する分野で中国がより多大な責任を担うようにというユネスコの希望も反映されている。
中国では、26件の無形文化遺産が「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録されているが、一部の人が言うほど多すぎる訳ではない。個人的には、まだまだ少ないと認識している。春節(旧正月)や中秋節などの中国の大きな祝日も、まだ登録申請が行われていない。
「人民網日本語版」2009年10月13日 |