陝西省の安塞から来た1000人余りの農民からなる「腰鼓踊り」
「腰鼓踊り」は中国の陝西北部の民間舞踊。グループになって踊り、その踊りと太鼓の音を通じて黄土高原の男性的な美を示している。
安塞は陝西省延安地区北部にあり、昔の軍事的要地である。地元の伝説によると、秦と漢の時代に、ここの太鼓は地元に駐屯していた兵士の銃や矢と同じように、不可欠な道具をされていた。つまり、敵がきたら、この太鼓を鳴らして警報を出す。そして同じく太鼓を鳴らして味方を励ますのである。また戦に勝てば太鼓を鳴らして祝う。しかし、いまではこの太鼓を鳴らし、神を祈り、豊作を祝い、旧正月を楽しむ踊りとなっている。
1942年、中国革命の聖地である延安や陝西・甘粛・寧夏のそれぞれ地区で新しいヤンゴー踊りが流行った。このブームにのって安塞の「腰鼓踊り」も流行り、軍隊と人々が勝利や解放を祝うときのシンボルとなり、「勝利の太鼓」と言われた。1951年、安塞の「腰鼓踊り」はハンガリーの首都ブダペストで始まった行世界青年学生交歓祭に参加し、特等賞に輝いた。
「チャイナネット」 2009年10月1日
|