中国共産党西蔵(チベット)自治区委員会の張慶黎書記は7日午後、ラサ市の住民コミュニティーを訪れ、各民族、各界の人々十数名とともにチベットの民主改革50年来の歴史について語った。旧チベット時代を経験している蔵(チベット)族の人々は次々に、「民主改革前のチベットを振り返るのは忍びない。チベットの明日はさらにすばらしいものとなるだろう」と語った。
チベット族の索郎巴珠さん(62)は、「50年前、私の家のあった場所は不毛の地で、ちゃんとした家など1つもなかった。私や近所に住む人々の平均収入は2003年には1万元を超え、今年までに、1人あたりの純収入は3万元に達した。多くの家庭では自動車も購入している。チベットの人々は、まもなく訪れるチベット百万農奴解放記念日を祝うれっきとした理由がある」と述べた。
張書記は、「チベット自治区第9期人民代表大会第2回会議で、『チベット百万農奴解放記念日』の設立が決定した。これは、多くの人々の根本的な願いに合致したことと言える」とし、「一般市民がよい生活を送ることこそが最大の人権保障だ。13億人の中国の人々はよい生活を送り、287万人のチベット族の人々は安らかに暮らし楽しく働いている。チベットの毎年の支出のうち、90%以上は中央・国の援助によるものだ。これほど力強い支持と、西蔵の人々の堅実な努力があれば、西蔵の明日は必ずや、さらによいものとなるだろう」と述べた。
「人民網日本語版」 2009年3月9日
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