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質検総局副局長、「汚染ミルク事件」を反省

  

  国家質量検験検疫総局(質検総局)の支樹平・副局長は7日、九三学社のグループ討論に出席し、三鹿製粉ミルク事件の関連問題に関して、委員たちからの質問に答えた。

  支副局長は、「三鹿製粉ミルク事件の被害は、本当に多くの家庭、子供に及んだ。2008年12月時点で、病院で検査を行った子供は3千万人に上る。これは人類史上最大規模の腎臓検査となるだろう」と述べた。

  委員たちから質検総局の責任について問われた支副局長は、「私たちに責任があるのは確かだ」とし、「私たちが引き受けるべきことは引き受け、管理すべきことは管理する」と述べた。

  支副局長はまた、「私たちは製品の生産過程における監督について責任を負っている。しかし、リスク評価と早期警報が足りなかった。つまり、発生する可能性のある問題、どのような問題が生じるかについて、把握が十分でなかった。また、原料検査でも手落ちがあった。このことが悲惨な代価を伴った」と反省した。

  支副局長は「この事件において品質検査部門は責任を逃れることができないが、無制限に責任を引き受けることもできない」と表明。牛乳の生産は、多数の部門に関連するため、段階的な監督・管理を行うことを明らかにした。具体的には以下のとおり。

  ▽酪農部門においては農業部門が監督・管理を行う▽工場内においては、質検総局が監督・管理を行う▽市場では工商総局が監督・管理を行う▽食卓に乗った後のことについては、衛生部が管理する。

  支副局長は、「三鹿事件発生からしばらくの時間がたったが、この事件で明らかになった社会の信用問題、検査の欠陥問題、部門間の職責問題などは、依然として深刻な反省が必要な問題だ」と述べた。

  「人民網日本語版」2009年3月8日

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