国防部報道官の胡昌明大佐(国防部新聞事務局長)は20日の記者会見で、国防白書「08年中国の国防」の内容について、以下の点を指摘した。
(1)国際・地域安全保障情勢に対する中国の戦略判断を詳述。
(2)平和発展路線と防御的な国防政策の堅持を表明。
(3)中国と世界との関係に現在起きている歴史的な変化を指摘。
(4)富国と軍事力強化が統合された戦略思想を体現。
(5)新時代における積極防御の軍事戦略方針を詳述。
(6)人民解放軍の改革と発展を詳述。
(7)改革開放30年の国防支出状況を系統立てて紹介。
その他、陸海空軍と第2砲兵、人民武装警察部隊、国防後備力、軍民関係、国防科学技術工業、国際安全保障協力、軍備抑制と軍縮などの状況を紹介。
胡大佐は「白書は、中国が防御的な国防政策と積極防御の軍事戦略方針を揺るがず遂行し、いかなる国とも核軍拡競争を行わないことを特に強調している」と述べた。
「人民網日本語版」2009年1月21日 |