衛生部新聞弁公室は1日夜、問題の育児用粉ミルクを飲んで泌尿器系に異常が見られた患者は11月27日午前8時現在、全国でのべ29万4000人にのぼると報告した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
中国の大手乳業会社、三鹿製の乳児用粉ミルク問題で検査を受けた全国の乳幼児2238万人余りのうち、大多数の患者は泌尿器系に少量の砂状結石が見られただけで通院治療ですんだが、一部の患者は腎臓結石が発症しており入院治療が必要だという。統計によると、入院患者はのべ5万1900人、現在も入院中の患者は861人で、重症患者はのべ154例にのぼるという。
「人民網日本語版」2008年12月2日 |