科学技術部、国土資源部、中国地震局が共同で行う四川大地震の断層のボーリング調査が始まり、6日午前に四川省で第1号井の掘削開始式典が開かれた。調査は2012年12月まで行われる。「ボーリング・井内探測・科学研究」の三位一体方式で大地震に直接関係する情報を把握し、発震機構を明らかにする。同事業では、北川ー映秀と安県ー灌県の2つの断層に深さ1200メートルの先導井2本と深さ3000メートル級の主井2本を掘削。主井内に観測機器を設置し、長期的な地震観測所を建設する。地質構造学、地震地質学、岩石力学、地球化学、地球物理学、流体力学、レオロジーなど多分野に跨る研究を展開し、温度、地震波速度、発震断層の浸透性に対する精確な研究によって、断裂・破裂過程における物理作用と化学作用を明らかにし、将来の地震観測、予知、早期警戒に向けた最も基本的なデータを収集する。(編集NA)
「人民網日本語版」2008年11月10日 |