外交部の何亜非副部長は6日、今月15日に米国ワシントンで開催される金融サミットに胡錦濤国家主席が出席することについて説明する記者会見で、「中国は公平、公正で、包容力があり、効率的な国際金融システムの構築を願っている」と述べた。何副部長によると、中国は次の4つの立場・原則を明確にしている。
(1)各方面は緊急措置を取り、国際金融情勢への監督管理を強化し、市場への信頼を安定させ、世界経済の成長を維持していくべきだ。
(2)国際金融機関に対する改革を進め、国際経済情勢の変化により柔軟に対応できるようにする必要がある。また発展途上国の代表としての役割を強化し、国際金融機関トップの人選では世界の代表にふさわしい人物を公平な競争によって選ぶべきだ。
(3)各国が責任を負い、マクロ経済政策の実施にあたっては他国に対する影響を、特に発展途上国に対する影響を考慮すべきだ。
(4)金融危機を理由に、発展問題への関心を低下させてはならない。各国や各金融機関は発展途上国が難局を乗り切ることを援助するための措置を取るべきだ。
「人民網日本語版」2008年11月7日 |