国家発展改革委員会(発改委)は関係部門と共同で5日、四川大地震の再建計画として、土地の利用、市場サービス体系、生態系の回復、農村建設、公共サービス施設の建設、住宅建設など、以下の7つを発表した。
1. 汶川地震災害後の再建における土地利用に関する専門計画
2. 汶川地震災害後の再建における市場サービス体系の回復に関する専門計画
3. 汶川地震災害後の再建における生態系回復に関する専門計画
4. 汶川地震災害後の再建における農村建設に関する専門計画
5. 汶川地震災害後の再建における都市システムに関する専門計画
6. 汶川地震災害後の再建における公共サービス施設の再建に関する専門計画
7. 汶川地震災害後の再建における都市部と農村部の住宅建設に関する専門計画
中国は約3年間に1兆元(約15兆円)を投入し、地震による被害が深刻な四川省、甘粛省、陝西省の地域への再建を行い、被災地域の基本的な生活や経済、社会の発展水準が、被災前あるいはそれ以上になるようにするという目標を掲げている。
計画によれば、被災した地域では2年以内に農村の住宅再建を基本的に終わらせ、都市部の住宅再建は3年以内に完成。住宅建設では地方の特色を重視し、伝統的な民家も保護する。
公共サービスでは、約1200億元の資金を投入し、約3年をかけて被災地域の公共サービス施設を回復し、強制的に建設基準を実施して、耐震基準の強化と建築物の質の向上を図り、学校、病院などの公共サービス施設が最も安全で堅固、安心な建物にする。
教育や医療衛生分野の公共サービス施設への再建投資額は、公共サービス投資の56%を上回る推定677億元。
「チャイナネット」2008年10月6日 |