ASEM第7回首脳会合に出席した日本の麻生太郎首相は25日、北京で記者会見を開いた。
麻生首相は、世界が現在直面している金融危機について、日本を含むアジアは1997年の金融危機で一定の経験を積んでおり、11月中旬の国際首脳会合でこの経験を各国と分かち合いたいと述べた。日本としてはこの金融危機に対し、日銀による流動性確保や内需の喚起などの措置を取っていくという。麻生首相はまた、金融危機を解決するためには、中長期的には、国際金融の決済システムについて議論していく必要があるとの見方を示した。
中国人記者の「中国人の若者に何を言いたいか。今年は中日青少年友好年にあたる。中日関係の分野で若者たちはどのような役割を発揮すべきか」という質問に対し、麻生首相は、「中国の未来を作るのは若者、日本の未来を作るのも若者、世界の未来を作るのも若者だと思っている。私の息子や娘の世代からも、若者の力を感じている。『近頃の若者は』という言葉はいつも同じだ。(中略)しかし、現状を革新して未来を作るのは常に若者だった」と答え、未来の開拓には若者の力が必要だとの信念を示した。
「人民網日本語版」 2008年10月26日 |