「社会公正と環境保護の促進」をテーマに北京で開催されていた第7回「アジア・ヨーロッパ・ピープルズ・フォーラム」(AEPF)は15日午後、「最終宣言」を採択して閉幕した。
フォーラムはアジア・欧州各国の民衆に対し、人間本位の措置を講じることで、食糧・エネルギー・気候・安全保障・環境を含むグローバルな試練や最近の金融危機に共同で対処するよう呼びかけた。宣言は「危機に対応するプロセスでは、南側諸国の民衆の必要を適切に考慮し、公正で平等、持続可能な世界を構築しなければならない」と強調している。
フォーラムはアジア・欧州の非政府組織(NGO)の代表、中国の社会組織の代表ら計500人余りが出席して、13日に北京で開幕。安全保障への従来型・非従来型の試練、グローバル化の下での人権保障と開発モデルの変革などの問題をめぐり、円卓会議を3回、分科会を30回余り開き、文化間対話と理解、国連のミレニアム開発目標、女性の政治参加の促進、食糧主権・安保、地球規模の気候変動、アジア・欧州間の投資フロー、新エネルギー分野での欧州連合(EU)とアジアの協力などについて討議した。最近の金融危機についても熱い議論が交わされた。
「人民網日本語版」 2008年10月16日
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