「問題粉ミルク」が再び市場に出回り、消費者の健康に危害を及ぼす事態の発生を防ぐ目的で、河北省は特別対策を実施し、厳格なマニュアルを設け、売り場から撤収・密閉保管されていた乳製品をここ数日で破棄した。全省各地の工商、環境保護、公安、監察など各部門による監督のもと、三鹿ブランド乳幼児用調合粉ミルク450数トンが灰と化した。
今回の廃棄作業は、10月2日の滄州市からスタートした。同市内各県(市・区)の工商局および支局で密閉保管されていた「問題粉ミルク」は、各担当係員によって滄州市工商局に運び込まれた。工商局の法律執行担当者が袋を細かく点検・記録し、代理店や販売店による署名確認を取った後、「問題粉ミルク」約1900キログラムは、公安部門から医療廃物処理センターに運ばれ、廃棄された。河北各地の「問題粉ミルク」廃棄作業は、10月4日には全て完了したという。
「人民網日本語版」 2008年10月06日 |