国内総生産(GDP) 1999年のGDPは298億元に達した。
GDPの年間伸び率 不変価格で計算すれば、2002年は2001年より10.1%伸びた。
失業率 全区都市部の登記失業率は4.5%で、昨年より0.2%下がった。
財政収入 2001年の地方財政収入は27億5000万元。
2001年の工業生産総額は266億8000万元に達し、14.7%の増。税収入19.3億元、6.3%の増。
農業生産額と伸び率 農業は寧夏回族自治区における経済発展の強みのある産業の一つである。長年にわたる努力を経て、農産物の生産高は大幅に増加し、同自治区の食糧は自給できるようになった。郷鎮企業は急速な発展のすう勢を保ち、非農業産業の割合が高まり、農村の労働力は第二次、第三次産業に移転し、農村の産業構造がさらに合理的なものとなり、農業産業化のプロセスが加速されている。2000年における食糧総生産量は252万7000トンに達した。一人当たり食糧保有率と一人当たり新鮮乳保有率は全国の省・自治区で前列にある。郷鎮企業の生産総額は157億6000万元に達し、自治区の農村経済の重要な支柱になった。黄河の水を引く灌漑区の農村がややゆとりのある生活を実現し、南部の山間地帯の衣食問題が解決された。
対外貿易の状況 70余りの国・地域と経済貿易協力関係を確立し、工業、農業、科学・技術、医療・衛 生、 文化教育、文学・芸術、スポーツなどの分野で多くの国ぐにと協力、交流活動を展開している。いくつかの工業・農業輸出製品基地がつくられ、輸出による外貨獲得の商品を350余種類にまで増やし、石炭、タンタルの製品、フランネルとその製品、鉄合金、シアンアミン、電解アルミニウム、タイヤ、枸杞(クコ)、甘草などのいくつかの大口輸出商品を開発し、対外貿易は多次元の発展をとげている。2001年における対外貿易の輸出入貿易総額は21%増の5億3600万ドルに達し、そのうち、輸出総額は8.8%増の3億5600万ドルに達した。第2回寧夏回族自治区銀川国際モーターサイクル観光祭、大漠黄河国際観光祭、投資貿易商談会および寧夏クコ祭りを催した。
外資利用の状況 全区の外資利用分野はエネルギー、交通、通信、エネルギー消費の多い冶金工業、農業、水利工事、技術改造、医療・衛生と環境保全および貧困脱却扶助など20余りある。外資の種類はすでに外国業者の直接投資、外国政府の借款、国際金融機構の貸付け、国際商業貸付けなどに広がっている。外資利用総額はすでに自治区の投じた建設資金の4分の1を占めるに至った。全区の外資実際利用額は4041万ドルに達し、46件の外資利用プロジェクトが新たに成約し、契約ベース外資利用額は9911万ドルに達した。三資(中外合弁・中外合作・全額外資)企業に対する整理を行ったため、年末までに全区で登録された三資企業は396社となり、昨年より28社を減った。2001年における同自治区が実際に直接に利用した外資額は5086万ドルで、そのうち、外国直接投資額は31%増の1680万ドルに達した。
都市と農村の生活 2001年における都市部住民の一人当たり可処分所得は12.9%増の5544元となった。国の所得調整政策が実行に移されており、同自治区の所得総額は1998年の13 億8000万元から2001年の30億6000万元に上昇し、一人当たりの月給は478元から1060元に増えて倍増した。企業の従業員の最低賃金基準を引き上げ、あくまでも「二つの確保」を実行し、社会保障基金の調達に力をいれ、一時帰休者の基本生活費と企業の定退職者の養老年金は直ちに発給する。多ルートを通じて一時帰休者を再配置し、就職ルートを広げ、再就職率は41%に達し、都市・町の登録失業率は4.4%以内に抑えた。都市の低収入者基本生活保障に力を入れ、低収入者の基本的生活を保障した。農民の一人当たり純収入は5.7%増の1823元に達し、黄河の水を引く灌漑区の生活がより豊かになり、南部の山間地帯は生産生活条件の改善に重点を置き、貧困扶助の成果を固め、開発に力を入れ、特色のある豊かになるための産業と重点貧困扶助のためのプロジェクトを育て上げ、「千村貧困扶助のための開発プロジェクト」と国の移住民開発試行プロジェクトを開発し、山間地帯の農民の一人当たり純収入は前年比9.2%増えた。災害救済を強化し、被災地区の人々の生産と生活を効果的に保障した。市場ニーズはいちだんと拡大し、住民の購買力が向上し、全社会の消費財小売総額は9.6%伸び、都市と農村の個人預金残高は258億元に達し、年初比28億6000万元増加した。人びとの生活環境はさらに改善され、生活の質は絶えず高めるようになっている。
支柱産業 現在、全区ではすでに石炭、電力、冶金、機械、紡織、製紙、食品などの業種を主とする工業体系が形成されている。
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