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本誌報道  
成立50周年を迎える寧夏回族自治区

 

寧夏の今後

今後の主な課題として、自治区政府は農業の現代化、新型工業化、都市化プロセスの推進、成長パターンの転換などを挙げている。

農業では産業化を推進し、枸杞、牛・羊肉のイスラム食品、乳業、ジャガイモ、ウリ科果物・野菜の5つをけん引役として、優良穀物、淡水魚、ブドウ、ナツメ、農作物の種子生産、優良牧草の6つを地場産業として振興させる、としている。

民生面では2012年までの目標として、居住環境の改善、生活水準の向上を挙げている。具体的には自治区全域で森林被覆率を16%、都市部の緑化率を35%、都市部の集中暖房普及率を70%以上、生活ゴミの無害化と汚水処理率を平均80%以上にし、農村では村の緑化、道のアスファルト化、庭の美化を進める、としている。また生活水準の向上という面ではその数値目標として、都市部住民の可処分所得1万6500元(年平均伸び率8.7%)、農民の純収入4600元(年平均伸び率7.7%)、1人当たりの総生産2万元超(07年は1万3743元)という数字を設定している。

成長パターンの転換という面では、省エネ・排出削減と節約型社会の建設に力点を置き、GDP創出1万元当たりのエネルギー消費量を5年間で20%低下させる、としている。

半世紀の時を経て、50年前に比べて格段に緑が増え、貧困からの脱却も果たしつつある寧夏。今後もこの地の沙漠化が食い止められ、順調に緑化が進んでいくかどうかは、寧夏だけの問題ではなく、近隣の日本はもちろん、世界の自然環境にもかかわってくる大きな課題だ。「生態保護」と「開発・発展」の両輪をどちらも脱線させることなく、いかに成し遂げていくか、今後も寧夏で続けられる壮大な試みに世界が注目することになるだろう。

「北京週報日本語版」 2008年9月23日

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