国家衛生部は21日に発表した報告で、同日8時までに中国大陸部で報告された、乳幼児用粉ミルクの飲用により診察、治療を受け、基本的に回復した乳幼児は累計で3万9965人にのぼったと明らかにした。流行病学的調査によると、治療を受けた乳幼児は基本的に三鹿製の粉ミルクを食用したケースで、牛乳を飲用したケースはまだ報告されていないという。中国新聞社が伝えた。
同報告によると、現在入院治療中の乳幼児は1万2892人で、そのうち症状が深刻な乳幼児は104人、回復して既に退院した乳幼児は1579人。治療を受けた全ての乳幼児のうち、2歳以下の乳幼児が81%以上を占めている。
また同報告では、9月以降、病院で受診したり入院治療を受けた患者の死亡例はないという。各地で報告された死亡例の3ケースはいずれも今年5月から8月までの間に死亡したケースを遡って調査したものだ。
「人民網日本語版」 2008年09月22日 |