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汚染粉ミルク事件及びその対処  
三鹿以外のメーカーの粉ミルクによる発症報告はなし

 

国務院新聞弁公室は17日午前10時、育児用粉ミルク問題についての記者会見を行った。三鹿製育児用粉ミルク事件処理国家指導グループの陳竺・代表や李長江・副代表らが、育児用粉ミルクの抜き取り検査などの状況について、記者の質問に答えた。陳氏の発言の一部は以下の通り。

我々が現在把握しているデータによると、被害を受けた人のほとんどは乳幼児だ。被害を受けた乳児の大部分は、メラミンを大量に含んだ三鹿製の育児用粉ミルクを長期的に摂取していた。甘粛省で行われた疫学調査によると、患者となった乳児の大部分は三鹿製粉ミルクを3~6カ月摂取した後に泌尿器系統の疾患にかかっている。

衛生部門は17日午前8時までの段階で、三鹿以外のメーカーの育児用粉ミルクで引き起こされたとみられる泌尿器結石の症例報告を受けていない。一方、国家質量監督検験検疫総局は16日、その他のメーカーの育児用粉ミルクにもメラミンが含まれていたと発表している。これらの資料は、量と結果の関係を示している。つまり化学物質の摂取量と臨床的に現れた症状との間に一定の関係があることがわかる。

以前も言ったことだが、診断と対処が早期に行われれば、問題の粉ミルクによって引き起こされた乳幼児の泌尿器疾患の予後は全体的に比較的良好だ。重症患者であっても、医療スタッフの手厚くすばやい治療を受ければ、ほとんどが健康を取り戻すことができる。

「人民網日本語版」2008年9月18日

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