国家質量監督検験検疫総局(質検総局)は17日、すべての食品類生産メーカーに対する国家検査免除品資格を即日より取り止めることを発表した。関連企業はすぐに国家検査免除品資格の宣伝を停止し、商品・包装に表示された国家検査免除マークは無効となる。
河北省石家庄三鹿集団の生産した育児用粉ミルクによる食品安全上の重大事故に引き続き、一部のメーカーの粉ミルクにも有害物質のメラミンが検出された。食品の特殊性と食品安全上の事故が発生した場合の複雑さを考え、食品生産メーカーへの監督を強化して食の安全を確保し、消費者の利益を適切に保護するべく、食品類生産メーカーに対する国家検査免除品資格の取り止めが決定された。
国家検査免除品制度は、企業の品質向上を促し、重複検査をなくし、企業の負担を軽減するため、国務院製品品質監督部門によって2000年から実施が始まった。
「人民網日本語版」 2008年09月18日 |