香港紅十字会(赤十字)は10日、今後5年かけて「徳陽市障がい者連合会・香港紅十字会リハビリ・義肢センター」の運営費として約5000万元を投入し、さらに同センターへの技術支援も進めていく約束を中国紅十字会および中国障がい者連合会と交わしたことを明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
香港紅十字会の黄莫輝・副秘書長によると、同センターが7月初旬にオープンして以来、香港紅十字会は香港から専門スタッフを20人以上派遣し、現地の手足を失った患者約70人に無料で義足または義手を取り付け、アフターサポートを行い、同時に北川中学の患者60人にもサービスを提供してきた。
同センターは手助けが必要な被災者に無料で義肢の取り付け・修理・リハビリ・物理治療・心理ケア・職業訓練など全面的なリハビリサービスを提供し、震災により負傷した被災者が自分で身の回りの世話をし、仕事の能力をつけられるようサポートしている。
香港紅十字会は今後、徳陽地区以外の被災地でも活動を行っていく考えだという。
「人民網日本語版」 2008年09月11日 |