北京市環境保護局の杜少中・報道官によると、北京の8月の大気清浄度がここ10年で最高となったのには、天候条件が比較的よかったということ以外に、人々の努力が果たした役割も大きい。ナンバーの奇数・偶数に応じた自動車の通行制限や、汚染物質を出す企業の操業停止など、一連の措置も明らかな成果を上げた。
杜報道官は、「北京市が重要視しているのは今後も環境改善を続けていくこと。北京の大気清浄度は五輪が終わってもダウンすることはない。北京市は各種措置の実行を継続し、大気清浄度の改善を続けていく」と述べた。
北京市環境保護局によると、北京市は今後、大気清浄度の改善を続けていくため、以下の4つの措置を取る計画だ。
(1)汚染物質の排出が多い車両の制限・排除を加速する。公共交通の発展を促進する。自動車の汚染物質排出に対する課税政策を検討する。
(2)五輪期間中に操業停止・操業制限を受けた高汚染企業に対し、生産再開の前に汚染物質の排出問題を解決することを求める。
(3)工事現場での砂ぼこり対策を強化する。建築企業の市場参入にあたっての環境保護基準を引き上げる。
(4)大気汚染を監督・防止する活動への市民の参加を呼びかける。
「人民網日本語版」2008年9月1日 |