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五輪後中国経済の行方  
発展改革委がみた五輪

2001年以来、北京市は「エコ五輪、科学技術五輪、人文五輪」の理念に基づき、五輪の準備活動と市の経済社会の発展に向けた長期的ニーズとを結びつけるよう努力し、決定済みの投資プランを前提として、都市のニーズに対応した五輪遺産を建設するよう努力してきた。私が観察し分析したところ、五輪が残す遺産や資産はおよそ次の8つだ。

(1)精神的遺産:特に創造精神という遺産。

(2)知的遺産:科学技術、市場、文化についての知識。

(3)文化遺産

(4)人的遺産:今回の五輪準備プロセスでは「人文五輪」の理念を貫き、非常に重要な部分では国民の参加を求め、文化クリエイター、科学技術者、経営管理者など各方面の人材を育成した。

(5)社会資産と顧客資産の形成:今回の北京五輪は海外での視聴率が非常に高くなる見込み。

(6)物質的資産:これはよく指摘される点だ。

(7)関連のインフラ設備

(8)金融遺産

王副院長の説明によると、北京市統計局が分析したところ、北京市では2005~08年の4年間に新たに150万人の雇用が生まれ、他の五輪開催都市よりも増加数が大きかった。ソウル五輪で生まれた雇用は30万人、シドニーは15万人だったことを考えると、150万人という数字から、北京市が雇用の増加に非常に積極的だったことがうかがえる。五輪で生まれた雇用の中心はサービス分野での雇用、特に現代型サービス分野での雇用だ。こうした分野で職を得ることは、労働者の素質や技術の向上はもとより、開放の観念や意識の拡大にとって、非常に積極的な意味をもつことになる。(編集KS)

「人民網日本語版」 2008年08月18日

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