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五輪後中国経済の行方  
五輪経済中の情報経済

                          新メディアネットワーク

中国社会科学院はこのほど発表した2008年度の「中国経済青書」の中で、「五輪経済」の概念を初めて取り上げた。ある専門家によると、北京五輪が成功すれば関連の産業や上場企業の経済効果の向上・改善に直接的な影響を与える。五輪経済は活力に富み、無限に広がる大きな網のようなもので、社会・経済の各分野との融合を絶えず進めている。特に北京五輪が情報技術・サービスの応用に与える影響の大きさは空前絶後のものだ。情報化の光は五輪経済を力強く照らし出すとともに、急速に発展する多様な形態の情報経済の出現を促している。

まもなく北京五輪が開幕すると、国内・海外から大勢の観客が北京を訪れる。北京は人の流れ、物の流れ、情報の流れの中心となり、典型的な消費のピーク状況が到来すると見込まれる。北京五輪組織委員会関係者の分析によると、五輪のテレビ放映権、五輪関連製品、広告、スポーツくじ、観光などで、北京は多額の収入を得る見込みだ。組織委は、市場開発による収入はシドニー五輪やアテネ五輪を上回り、20億ドルに達すると予測する。観光による外貨収入は48億~49億ドル、関連の国内観光収入は1390億~1490億元と見込まれる。情報化との融合を踏まえて▽新メディアネットワーク経済▽交通物流経済▽電子商取引(Eコマース)経済▽通信サービス経済――などが、五輪情報経済の中心になるとみられる。

▽新メディアネットワーク経済:異彩を放つ新メディア

五輪が「より速く、より高く、より強く」を願う人々の願望や平和・発展への憧憬に基づいてスタートしたというのなら、このスポーツの盛典はすでに世界規模に拡大しており、メディアの効果、特にテレビメディアの宣伝効果を抜きにしては考えられないものとなっている。五輪が今日のような形に発展した現在、テレビメディアは依然として五輪報道の中心であるが、それ以外にも新メディアが次々に誕生している。北京五輪の特色の一つは、五輪報道においてさまざまな新メディアが大規模に採用されることで、モバイルマルチメディアやネットワークビデオといったここ数年に登場した新メディアが活用され、開催期間中、大いに異彩を放つことが予想される。人々はモバイルマルチメディア放送標準「CMMB」のモバイルマルチメディア放送ネットワークを通じて、公共バス、タクシー、地下鉄の駅などの好きな場所で、好きな時間に、五輪のハイライトシーンを見ることができる上、携帯電話端末でも今回の「科学技術五輪」の大きな成果を享受できる。五輪競技のネットワークビデオ放送は、放送通信分野の全く新しい成果の一つであり、国内ビデオネットワーク分野の技術的テストの意味合いもある。より重要なことは、五輪放送を実施するサイトは豊富な財源を得るだろうということだ。最近、国内トップのネットワークテレビサイト「悠視網」は中国中央電視台(CCTV)のサイト「央視網」と提携して、央視網の五輪放送協力パートナーになり、開幕式・閉幕式を含む全プログラムのビデオ放映権を獲得した。数日後、大手ポータルサイト「捜狐」も、央視網との戦略的協力パートナーとなり競技のインターネット放映権を獲得したことを発表した。両サイトは多額の放映権料を支払っただけでなく、サイトの改良に資金を投入した。

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