パンダ研究の専門家である山水自然保護センターの呂植主任(北京大学生命化学院教授)はこのほど、パンダ保護区への四川大地震の影響に着目した「パンダ衛士活動」プロジェクトを立ち上げ、保護区と周辺地域のパンダ保護能力を再興すると発表した。呂主任は2002年に民間の自然保護団体「山水自然保護センター」を立ち上げ、中国南西部で長年にわたり自然と人類の調和の模範を示してきた。「パンダ衛士活動」ではパンダ生息地への四川大地震の影響を早急に調査することを主眼に、GIS、リモート・センシングなどの技術と野外実地調査を組み合わせて、地震により影響を受けた、または破壊された野生動物の生息地を把握し、その再建案を作成。影響を受けた保護区の保護能力の現状を評価するほか、再建計画の指針になるよう、生態区域分析と生物多様性重要地区のデータを提供する。
「人民網日本語版」2008年7月31日 |