西安市政府はこのほど、同市第52中学や第31中学など5カ所で、建築物に対する省エネルギー改造プロジェクトを着工したことを明らかにした。これによって、西安市2008年建築省エネルギー改造プロジェクトが全面的にスタートした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
建築省エネルギー改造プロジェクトは、西安市が昨年から実施している省エネルギー・排出削減プロジェクトのひとつ。政府が出資し、学校・病院など各機関建築物の外壁、扉・窓、屋根の省エネルギー改造工事を実施することで、建物の夏季の冷房消費電力と冬季の暖房消費電力を減らし、建物内の快適性を高める。西安市は昨年、計17棟の建築物に対して建築省エネルギー改造工事を施し、改造面積は6万4800平方メートルに達した。検測の結果、改造後の建物1平方メートルあたり年間エネルギー消耗率は、改造前に比べ60%低下したことが判明した。
昨年の改造試行をもとに、西安市は今年、面積6万平方メートル分の建物に対して建築省エネルギー改造を実施する。厳格な選定作業の結果、今年改造を行うことが決まったプロジェクト数は計14項目、内訳は学校10、病院1、政府機関3。
「人民網日本語版」2008年7月15日 |