監察部の馬馼部長(国家予防腐敗局局長)は23日、国務院報道弁公室の記者会見で、中央紀律検査委員会(紀委)監察部は、震災救済資金・物資に対する監督・検査業務の展開に総力を挙げて取り組んできたと述べた。各級紀律検査監察機関は、住民からの通報1007件について詳細な調査を実施、その結果被災者救済業務に関する紀律違反行為者43人に対して党規律と政治紀律の処分を与え、12人を懲戒免職以上の重罰に処したという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
馬馼部長によると、検査状況から見て、震災救済金・物資の募集、支給、分配、配給、使用状況は全体的に良好で、支援金・物資の使途、帳簿との一致、公明正大さについて、大きな問題は起きていないという。検査過程で、手続の滞りや詳細さに欠ける帳簿など一部の管理規範に合わない問題が見つかった。また、一部部門・地方では、募集した救済金・物資の数が正確に把握できない、被災地補助政策が着実に実行されない、被災状況の評価が正確さに欠けるなどの問題も見られた。
監察部はこれらの問題に対応するため、整理改善のための意見・提案を提出し、速やかに是正を徹底するよう促した。被災省(市)の紀律検査監察機関も特別検査チームを派遣、震災救済金・物資の管理使用状況に対する監督・検査を実施した。四川省はさらに、震災救済金・物資の管理使用全過程の監督業務への参加を要請するため、社会監督担当員308人を招聘した。
「人民網日本語版」2008年6月24日 |