衛生部の陳竺部長は17日、被災地での大規模な緊急医療活動は基本的に終了し、感染症の病例数については昨年同期に比べさほど大きな変化はなく、重大な感染症の症状や突発的な公共衛生事件は発生しなかったとして、中国の震災救援における医療活動や衛生防疫作業は段階的な成功を収めたと指摘した。
全国各地から被災地での医療・防疫活動に参加した要員は16日現在でのべ10万人を超え、治療を受けたけが人や病人はのべ164万人余り、うち入院患者は9万5732人にのぼった。すでに退院した患者は7万9008人、現在も入院中の患者は1万4094人で、ほとんどの患者の病状は安定しており、多くがまもなく退院できる状態だという。
衛生・防疫作業については、消毒面積はのべ32億3千万平方メートル、飲料水製造プラントや給水タンク、給水拠点17万カ所の検査が行われ、2万6千回にわたる飲料水のサンプル測定が実施された。
「人民網日本語版」2008年6月18日 |