●復旧が主、新設は従 幹線国道・省道に重点
今回の震災による道路インフラの被害状況が深刻なことから、現地でのフィールド調査状況にもとづき、復旧・再建では現有の道路・施設を十分に利用し、地滑り・落石を整備し、道路基盤を補強し、被災した構造・施設を修復・強化する。大きな倒壊、地滑り、土石流、地震湖など地質が深刻な被害を受けた一部道路区間については、局所的にルート変更や新しい迂回ルートを検討する。新ルート開設にあたっては、旧ルートの破棄を慎重に行い、保留可能なものは極力保留し、管理・復旧計画に組み入れる。
また、復旧・再建は幹線国道・省道に重点を置くと同時に、郷・村に通じる道路さらには高速道路の復旧も配慮する。道路網の改善にあたり、県と県および隣接県の郷と郷の間の遮断道路を再開通させ、必要ならば迂回ルートを提供し、交通保障力を高める。さらに、被災地市・県・郷のバス停の修復・再建も考慮し、公共旅客輸送サービスの全面回復を目指す。
「人民網日本語版」2008年6月16日
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