●約3年で復旧・再建、続く5年間でレベルアップ
復旧・再建計画は、以下の長期・短期計画で構成されている。
▽短期計画
外部から被災地に通じる主要道路およびスムーズな通行に大きな影響を及ぼすキーポイント区間の再開通、保全、貫通に総力を挙げて取り組む。国道・省道など幹線道路のスムーズな通行を維持し、被災者救済・被災地再建のための輸送ニーズを保障する。一部条件を備えた道路の復旧・再建プロジェクトを急ぎ始動させる。
▽長期計画
被災地の再建計画にもとづき、技術基準と建設プランを適宜選択し、被災地道路の機能、技術・サービスレベルを全面的に改善・復旧させ、抗災・交通保障力の全面的向上を目指す。
初期計画によると、復旧・再建計画は前期約3年(2008―2010年)と後期5年間(2011―2015年)に分かれ、計8年をかけて被災地道路の全面復旧と技術・サービスのレベルの向上に努める。
前期3年は復旧作業が中心となる。2010年までに次の諸項目を遂行し、「十一五(第11次五カ年計画:2006-2010年)」当初目標の実現に向け尽力する。
▽被災地の全幹線国道・省道を震災前のレベルまで復旧させる。
▽県および郷・鎮道路のスムーズな通行を実現させる。
▽条件を備えた郷・鎮道でアスファルト道路を整備する。
▽村道路(農村用自動車道路)を建設する。
後期5年間の計画目標は発展を主体とし、2015年までに以下諸項目の実現を目指す。
▽被災区の道路網を一層改善させる。
▽市・県・鎮の発展と新農村建設のニーズにほぼ適応させる。
▽主要道路における技術レベルを飛躍的に改善させる。
▽被災地道路網のサービスレベルと輸送支援力を全面的に高める。
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