温家宝総理(中共中央政治局常務委員、国務院地震災害救助総指揮部総指揮)は3日午後、第16回総指揮部会議を招集し、被災地の復旧活動を配置し、「国の汶川地震発生後の再建における計画案」を討議した。
会議は次の4点を指示した。
(1)農業生産に力を入れる。当面の急務は時機を逃さずに急いで種まきし、収穫し、種、農薬、ディーゼル油などの農業生産財を緊急調達することだ。動物伝染病の予防を強化し、無害化処理をしっかりする。被害を受けた田畑のインフラ施設、農機具、農機揚水灌漑ステーションを緊急修理し、被災地の農業生産能力を早く回復させる。被害を受けた家畜小屋や飼育施設を修理し、養殖業生産を回復させる。
(2)工業生産を回復させる。情況をはっきりさせた基礎の上で、エネルギー、原材料の生産を急いで回復させ、石炭、石油製品、燐鉱石の調達に力を入れ、給電、ガス供給、給水、石炭企業の生産を優先的に回復させる。大中型中堅企業の生産を重点的に支持し、中小企業の生産回復への政策による指導を強化する。安全生産を確保し、事故の発生を防止する。
(3)インフラ施設の復旧を速める。力を集中して被災地に通じる国道、省道を緊急修理し、カバー面を拡大する。電力網、特に地方電力網の復旧に力を入れ、被災地の通信を早く回復させる。食糧、食品、飲用水、テント、仮設住宅など緊急に必要な物資と負傷者の運送を、全力をあげて保障する。
(4)被災地の商業貿易の流通とサービス業の回復に力を入れる。被災地の緊急に必要な商品の供給源をしっかり保障する。商業網・販売店をできるだけ早く回復し、被災地で公衆浴場や理髪店を設立し、被災者に安全・便利・衛生的・実利的なサービスを提供する。金融などのサービス業を早く回復させる。
「北京週報日本語版」2008年6月4日
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